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お知らせ

佐賀大学学生さんとの共同企画レポート 05

プレースホームは地域交流や
社会貢献を積極的に行っています。

初の試みとして、
未来を担う学生さん達との
交流・活動を実施しています。

企業として大切にしていることや
未来展望などに共感いただいた、
佐賀大学芸術地域デザイン学部
芸術地域デザイン学科
地域デザインコースの
有馬隆文教授の都市デザインゼミの学生のみなさんと、
楽しくて真面目な学びのプロジェクトです。


【Report 05 いろいろな試作から】

都市デザインゼミの皆さんが企画したものを試作し、それを検討していく段階に入りました。10月下旬と11月上旬の2回にわたり、場所を佐賀大学に移してセッションしました。

〈 都市デザインゼミの報告と提案① 〉
最終候補のひとつだった光のオブジェは短時間で作ることが難しいため、モビールに的を絞ることにしました。モビールはプレースホームの無添加しっくいの白壁に良く映えると思います。

「バルーンのモビール」
佐賀らしさを感じるモチーフにしました。カラフルにし立体的にすると、よりクオリティの高いものになります。

「既製品を使ったモビール」
既製品なので形そのものは綺麗ですが、手作り感やオリジナル性が低いので完成した時に物足りなさを感じる人がいるかもしれません。

「動物のモビール」
段ボールで動物などを作り、自由に彩色してもらう案です。お子さんは楽しいと思いますが、形をつくるところから始めると時間がかかるので、形は用意しておき、参加者には色塗りやデコレーションだけしてもらうと良さそうです。また、段ボールだとエッジがガタガタになってしまいます。

『課題と解決策』
モチーフ次第では完成度や制作時間に問題がある
 ・結晶の形をした紙などを挟んでラミネート加工する
 ・自然のもの(落ち葉、木の枝、松ぼっくりなど)をモチーフにする

バランスの良い位置を見つけるのが難しく時間がかかる
 ・モビールの変形案としてモチーフをつなげて吊るすインテリアにする
 ・ガーランドを縦にしたようなオーナメントはどうか

〈 都市デザインゼミの報告と提案② 〉
次に、モビール試作で見えてきた課題の解決策として、冬のオーナメントを試作しました。綺麗なモチーフを目指してラミネート加工とプラバンも試しています。

「折り紙で作る結晶のオーナメント」
折り紙を折り、模様になるようカットしたものを広げます。それをラミネート加工してつなぎました。気になった点は、折り紙なので裏が白いこと、折り跡が残ることです。また、折っている時に想像したものと、広げた時の形が違い、その点も難しいなと思いました。

「プラバンがゆれるオーナメント」
プラバンで雪だるまを作りました。絵を描く→やすりをかける→色鉛筆で塗る→オーブンに入れる→UVレジンを塗る→完成という手順で、手間も時間もかかりましたが、完成度が高く、自分で絵を描くこともできて楽しいです。

「既製品ラミネートのオーナメント」
既製品は表面にシールやビーズなどを付けてデコレーションすると、オリジナリティが出てかわいい仕上がりになりした。


『課題と解決策』
プラバンの加熱時間や温度の把握が必要
レジンの塗り方の検討(端の方まで塗ることが難しい)(気泡、表面)
 ・小さなお子さんが安全に楽しみながらでき、完成度の高いものも探してみる

プレースホームから

「たくさんの試作をありがとうございます。なるほど、考えただけではわからないこともありますね。季節のオーナメントは暮らしを豊かにしてくれて素敵だと思います。」
「ラミネートモチーフですが、折り紙を、仕上がった時の形を想像しながら折ったり切ったり。それを広げて、想像より良かったり思ったのと違ったと感じることは、お子様にとって良い体験になるかもしれません。」
「プラバンの雪だるまかわいいです。目はマジックですか?ぷっくりとしていて良いですね。色鉛筆で塗ったところとの質感の違いが返って面白いです。お子さんたちに喜んでもらえそうです。」
「プラバン作品を一番下につけることで重りのような役目になり安定しますね。」

今回は想像するものと実物の違いについて、改めて考えさせられるセッションとなりました。プラバンは親子で制作しておられる方も多いと思いますが、ワークショップで実施すると課題が出てきます。次回のセッションまでに新たな素材も検討しつつ試作を続けることとなりました。

佐賀大学都市デザインゼミのワークショップは
1月21日に開催が決定しました。
ソトフェス(1月20-21日開催イベント)の2日目です。
詳細はホームページやSNSでご確認ください。

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